通信系アフィリエイトサイトをラッコM&Aで95万円・21日で売却した実体験
Wi-Fi・回線系アフィリエイトサイトをラッコM&Aに100万円で掲載し、21日で95万円成約した実体験。交渉申請12件のうち実際に進んだのは3件。成約倍率は月間利益の約20ヶ月分。掲載準備から交渉の中身まで公開。
執筆: Small Start 編集部(公開情報の要約+独自分析)
数字で見る売却
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 掲載価格 | 100万円 |
| 成約価格 | 95万円 |
| 掲載から成約まで | 21日 |
| 交渉申請 | 12件(実際に交渉に進んだのは約3件) |
| 成約倍率 | 月間利益 × 約20ヶ月 |
| 売主手数料 | 無料(買主が成約額の5%・最低55,000円を負担) |
事業の概要
売却されたのは、Wi-Fi・回線などの通信系アフィリエイトサイト。運営者が「ラッコM&A」での売却プロセスを、金額・日数・交渉の中身まで公開している。通信系は案件単価が高い一方、検索順位変動や案件終了のリスクも大きい、アフィリエイトの主戦場ジャンルだ。
掲載前の準備 — 売れる出品情報の作り方
運営者が強調するのは「サイト情報をできるだけ詳しく記載する」こと。具体的に用意したのは:
- ASP管理画面のスクリーンショット(収益の実在証明)
- 収益推移のデータ
- Google Search Consoleの検索パフォーマンス
- 記事数・運営期間・PV/UU・月次利益などの定量情報
買い手は騙されるリスクを最も警戒しているため、証拠を先に全部出すことが交渉スピードに直結する。この事例で21日というスピード成約になった主因はここにあるとみられる。
交渉の実際
- 交渉申請12件のうち、実際に話が進んだのは約3件。申請後に連絡が途絶えるケースも複数あった
- 買い手から聞かれたのは「購入目的」「決裁時期の目安」「引き継ぎの希望日程」など
- 価格は高めに掲載して反応を見ながら調整する戦略。100万円で出し、95万円で着地した(値引き率5%)
- 成約した買い手は、事業会社ではなく起業準備中の個人。「将来への投資と安心感のセット」として購入していた
プロセス全体は「サイト情報登録 → 交渉申請 → チャットで条件確認 → 電子契約 → エスクロー入金確認 → サイト移管 → 代金受取」という流れで、弁護士への無料チャット相談・電子契約・エスクローがプラットフォーム側に揃っていた。
この事例が教えてくれること
「月間利益×20ヶ月」はほぼ相場の中央値であり、この事例は再現性のベンチマークになる。 国内サイト売買の相場は月間利益×18〜24ヶ月と言われ、ワラリー!の開発者が示す「月利益×24ヶ月+のれん」とも整合する。月5万円の利益なら約100万円——アフィリエイトサイトの出口価格は、およそ2年分の利益の先取りと覚えておけばよい。
交渉申請の7割は消える前提で設計する。 12件中3件しか進まなかったという数字は、サイト売買の実務感覚として貴重だ。打診の多さに期待せず、真剣な買い手2〜3件と深く話す想定でスケジュールを組むべき。裏を返せば、100万円前後の価格帯には個人の買い手需要が厚く、3件も本命がいれば売り切れる。
買い手は「事業」ではなく「時間の短縮」を買っている。 成約相手が起業準備中の個人だった点は示唆的だ。ゼロからサイトを立ち上げて収益化するまでの1〜2年を、95万円で買っている構図。売り手側は「自分のサイトの収益力」ではなく「買い手が節約できる時間」を軸に値付け・訴求すると、より高いのれんを狙える。
検索流入型サイトの売却は「今の利益が続く確度」がすべて。 通信ジャンルはGoogleアップデートの影響を受けやすい。きぐち氏がアップデートで年収3,000万→1億→3,000万円と乱高下した例が示す通り、アフィリエイトの収益は不安定で、だからこそ相場が「わずか2年分」に留まるともいえる。安定期に売るか、リスクを抱えて持ち続けるかが売り手の本質的な選択だ。
自分に置き換えるなら
- 再現しやすい点: 収益実績と証拠資料があれば、100万円クラスの成約は1ヶ月以内に現実的。売主無料のプラットフォームを使えば売却の試行コストはほぼゼロ
- 限界: 掲載時の月間利益・PVは非公開のため、同水準のサイトの完全な再現条件は不明。またこの事例は値引き5%で済んだが、収益証明が弱いサイトは大幅な指値を受けやすい
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出典
本記事は上記の公開情報の要約と独自分析です。詳細は必ず一次情報をご確認ください。