AI生成×Adobe Stockで年収50万円。40代会社員が土日だけで作った月4.2万円の実データ12ヶ月分
40代会社員のRossin氏は、Midjourneyで生成した画像をAdobe Stockで販売し、2025年の年間収益501,834円(月平均41,819円)を月別実額で公開。最高は12月の5.6万円で、季節素材が売上を左右する。土日のみの活動で3年継続。
執筆: Small Start 編集部(公開情報の要約+独自分析)
公開されている数字(2025年・月別)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 年間合計 | 501,834円 |
| 月平均 | 41,819円(最低2月2.8万〜最高12月5.6万) |
| 制作手段 | Midjourney等のAI画像生成 |
| 体制 | 40代会社員・土日のみの副業(2022年開始) |
どんな事業か
Rossin氏は、AI画像生成ツールで作成した素材をAdobe Stockに登録・販売する。素材需要はデザイン実務のカレンダーに連動し、年末年始・季節イベント向け素材が売上の山を作る。12ヶ月分の実額公開から、ストック型収益が「投稿の蓄積量×季節需要」で動くことが読み取れる。
編集部の見立て
AI画像生成はストックフォトの参入障壁を「撮影力」から「需要選定力」に変えた。 カメラ機材も撮影旅行も不要になった今、稼ぎを分けるのは「どの需要(季節・用途)に素材を供給するか」の目利きだけだ。従来型ストックフォトが4年で累計18.5万円という対照データと並べると、制作コスト構造の変化がそのまま収益差になっている。
月4万円は「土日だけの複利」の現実的な到達点。 一発の当たりではなく、3年間の投稿蓄積が毎月チャリンチャリンと売れる構造。プラットフォームのAI素材ポリシー変更が最大のリスクである点は、Kindle出版と同じ構造だ。
月別データから読む「季節需要の攻略」
公開された月別実額は、2月の2.8万円から12月の5.6万円まで正確に2倍の開きがある。デザイン実務の繁忙(年賀状・年末商戦・新生活)に素材需要が連動するためで、これは攻略変数になる。季節素材は需要の2〜3ヶ月前に投稿しておく——12月に売れる素材は9〜10月に仕込む——という時間差の運用が、同じ制作量でも売上を変える。
AI生成の実務も枯れてきている。プロンプトの試行錯誤で1点あたりの生成コストは下がり続け、審査落ち(Adobe Stockの品質基準)への対応パターンも蓄積される。3年継続の意味は、素材の在庫だけでなく、「何が審査を通り、何が売れるか」の学習の蓄積にある。
この事例の再現条件と限界
再現の条件は明確だ。(1)Midjourney等のサブスク費用(月数千円)を払い続けられる、(2)土日の数時間を3年続けられる、(3)売れ筋(用途・季節)から逆算して生成できる。撮影機材・モデル・ロケの費用がゼロになったため、初期投資は従来型ストックフォトの数十分の一である。
一方で、最大のリスクは自助努力で消せない。プラットフォームのAI素材ポリシー(登録可否・表記義務・報酬率)は変更され得るし、AI素材の供給過剰による単価下落も進む。「今の月4万円」は永続保証のない数字として、複数プラットフォーム展開や従来型との併用でリスクを散らすのが現実的な運用だろう。
関連する事例
出典
本記事は上記の公開情報の要約と独自分析です。詳細は必ず一次情報をご確認ください。