アプリ・Webサービスの収益事例
ここでは、モバイルアプリと(サブスクリプション型SaaSを除く)Webサービスの事例を扱う。個人開発者が公開した月商・ダウンロード数・広告収益と、売却があった場合はその金額を、出典付きで記録している。
個人開発の収益分布は極端に広い。月商数千万円の事例と、4年で累計700円の事例が同じ棚にある。数字を公開する人は成功側に偏ることも含めて読んでほしい。
- 掲載事例
- 60件
- 最高売却額
- 862.5億円
- 売却額の中央値
- 9.9億円
- 月商の中央値
- 150万円
アプリ・Webサービスの事例一覧
60件中 1〜24件
直近10人が訪問 NEW Jammsworks、幼馴染2人の脱出ゲーム49作で累計売上6億円——起点は競合100作の低評価レビューだった
群馬の幼馴染2人が2016年10月から2024年8月までに脱出ゲームを49作リリースし、累計3,000万DL・累計売上6億円。出発点は競合100作の低評価レビューを読み込み、その逆を作ることだった。2作目で難易度を上げて収益が半減した失敗も公開されている。
NEW 280blocker、営業利益2,700万円の個人開発アプリに3.77億円——闘病を機に上場企業へ渡った広告ブロッカー
iOS広告ブロックアプリ「280blocker」は2021年8月、上場企業トビラシステムズに3億7,700万円で譲渡された。適時開示ベースの売上高は3,800万円・営業利益2,700万円で、値付けは年間営業利益の約14倍。有料年間ランキング3年連続1位の個人開発アプリは、開発者の闘病を機に会社へ渡った。
NEW PlentyOfFish、VC調達ゼロ・株式100%のまま$575M全額現金で売却。デートサイトを1人で書いた男の12年
カナダのデートサイトPlentyOfFishは2015年、Match Groupに$575M全額現金で売却された。創業者Markus Frind氏はVC調達ゼロ・株式100%保有のまま12年間運営。2008年時点で年間純利益は約$10M、労働時間は週10時間だったと本人が語っている。売却時の従業員は75人だった。
直近29人が訪問 Payout、14日で「バイブコーディング」した集団訴訟アプリが9ヶ月でARR $1,003,227。開発費は約$10、伸ばしたのはフォロワー1,000万人の相棒
Connor Burd氏がClaude CodeとCursorだけで14日で作った和解金検索アプリPayout。ハッカソン中に17,000ユーザー・売上$30,017、約50日でMRR $20K、2026年5月にARR $1,003,227。開発費は約$10、伸ばしたのはフォロワー1,000万人超の相棒。
Pinboard、11年分の売上を毎年1枚の表で公開。ピークは$259Kで、そこから3年続けて減った
Maciej Cegłowski氏の有料ブックマークPinboardは、2010年からの売上と有効ユーザーを毎年1枚の表で公開している。売上のピークは2017年の$259Kで2020年は$212K、有効ユーザーは29,000人から19,000人へ。運営費は年$17K、従業員はゼロ。
直近11人が訪問 私を甲子園に連れてって、公開11ヶ月で累計1,290万円。課金収益を10倍にしたのは100円の「失わないための券」だった
名古屋の個人開発者・古田悠氏の高校野球ゲームは、2017年11月の公開から2018年9月末までに累計1,290万円、最高月商は8月の257万円。4.8万DL・DAU約3,000で収益の76%が課金。月100万円を超えた転機は100円のドラフト指名チケットだった。
Cal AI、17歳2人が作ったカロリー計算アプリが年商$30M・1,500万DLでMyFitnessPalへ。交渉1年、価格非公開の売却
高校生2人が2024年5月に作ったカロリー計算アプリCal AIは、2年弱で1,500万DL・年商$30M超に達し、2025年12月にMyFitnessPalへ売却された(価格非公開)。成長の主戦場はTikTokのインフルエンサーマーケ。交渉は約1年かかった。
Uneed、Product Hunt代替のローンチサイトを1人で運営して年$130K。「開発より集客」に振り切った帳簿の中身
フランスのThomas Sanlis氏が1人で運営するローンチサイトUneedは、2024年の$35Kから2025年に$130Kへ年商を約4倍にした。年間4.5万の新規アカウント、7,500件のローンチ。経費月$66の身軽さと、赤字覚悟のオフラインイベントまで、帳簿が全部公開されている。
サウナイキタイ、趣味で始めた検索サイトが2期目売上約7,288万円。社員ゼロ・月370円「定員制サブスク」の設計
サウナ好き4人が趣味で始めた検索サイト「サウナイキタイ」は、決算公告ベースで1期目売上約1,401万円→2期目約7,288万円・純利益1,000万円超。社員を雇わず、有料会員は月370円で「1万人の定員制」。趣味の事業化の到達点を数字で読む。
Skeb、「個人運営の趣味サービス」が全株式10億円に。月間取引高2億円を1人で抱えたリスクの精算
「個人運営の趣味サービス」と称されたSkebは、開始2年余りで登録者100万人・月間取引高約2億円に到達し、2021年2月に全株式10億円で実業之日本社の子会社に。売却理由の筆頭は、成長の行き詰まりではなく資金決済リスクだった。
AI Directories、自分の登録作業を自動化して月$10,000。買い切りだけのディレクトリ登録代行
AIプロダクトを100以上のディレクトリへ登録代行するサービス。自分の作業用に作ったツールが主力事業になり、ポートフォリオ全体で月$10,000。ただし本人が語る数字・価格表・収益ページの3つは食い違う。
潰れたサービスのドメインを買って作り直す。初期投資$4,000・約30本で月$15,000
既存の検索需要が残っている「死んだサービス」のドメインを買い、同じ期待に応えるものを作り直す。約30本で月$15,000、うち1本が7割を占める。初期投資は合計$4,000。
MRR $28から8ヶ月で$1,000へ。有料341→697→900と伸びた月次の全推移
習慣管理アプリ「Habit Pixel」が2025年5月のMRR $28から8ヶ月で$1,000超に届くまでの月次記録。有料契約は341→697→900と推移し、地域別価格・12言語対応・ブラックフライデーが効いた。
月商40万円のサービスのコードを3万行から1.5万行に削った。4年目の作り直しが変えたもの
帳票作成サービス「labelmake.jp」を4年運営した開発者が、コードを3万行から1.5万行へ半減させたリニューアルの記録。月間PV30万・登録1.5万ユーザー・月間収益約40万円という規模の数字も公開されている。
月間100万ユーザーで有料は1,000人。収益の8割が広告というポモドーロタイマーの構造
20個以上のWebサービスを作った開発者が、月間100万ユーザーのポモドーロタイマーと月間10万ユーザーの動画ループツールで生活している記録。有料転換率0.1%、収益の8割以上が広告という内訳が公開されている。
ヒット作ゼロで68本・累計200万DL。10年続けた個人アプリ開発の内訳
10年間で68本のアプリを出し、累計200万ダウンロードに到達した個人開発者の記録。ヒット作と呼べるものは1本もないまま、月の収入は東京都の平均給与をやや上回る水準に達している。
月間UU100万・アクティブ1万人。二次創作プラットフォームを終わらせたのは1行の削除だった
月間ユニークユーザー約100万・アクティブユーザー約1万人まで育ったゲーム二次創作プラットフォームが終了するまでの記録。原因はコード1行の削除と、ポケットマネーで支えていたサーバー構成の限界だった。
10年運営して収益ゼロ。イラストに37万円を投じた囲碁ブラウザゲームが終わるまでの全支出
本業のかたわら2年かけて開発し、約10年運営した囲碁ブラウザゲームの終了記録。イラスト費は総額372,429円、年間の運営費は4,000円未満、そして収益はゼロだった。
月$3,000で5年、夫婦2人のロゴ生成サービスが畳まれた理由。買い切りモデルの「毎月100人」問題
夫婦2人でロゴ生成サービスを5年運営し、MRR約$3,000に到達しながら閉鎖した記録。買い切り課金のため毎月100人以上の新規顧客が必要で、生存できる利益から先へ進めなかった。
直近13人が訪問 月100円から3年で月10万円へ。広告収益だけのツールアプリが辿った「静かな複利」の記録
北海道の個人開発者わかなお氏のツール系アプリは、リリース当初の収益が月100円ほど。それが3年超の継続でMAUが100倍以上になり、AdMob広告だけで月10万円に到達した。課金もマーケティングもない「置いておくだけ」のアプリが辿った成長曲線の記録。
8年でアプリ10本、月3万円。ピークは2021年——個人開発の広告収益が下り坂に入った理由
メーカー勤務の50代エンジニアが8年でiOS8本・Android2本を公開。ASOを回して2021年まで右肩上がり、ピークは月5万円近く。新規開発を止めた2022年以降は下降し、現在は月3万円前後で推移している。
Apple凍結・売上75%減から再起。アプリ30本の量産で月商$60,000
Viktor Seraleevは2022年、移住で売上の75%を一夜で失い、Appleに開発者アカウントを凍結され、銀行口座も凍結された。単発ヒット狙いをやめ「10本作りきる」縛りに切り替えた結果、30本超のアプリで月商$60,000超に到達している。
Moonlight、エンジニア1万人・サブスク月商150万円。コロナ禍に「調達でなく売却」を選ぶまで
登録エンジニア1万人・企業数千社のリモート開発者マーケットプレイスMoonlightは、サブスク月商1万ドルの段階でPullRequestへ売却された。転機は2020年3月のコロナ禍で、追加調達か出口かの二択から後者を選んだ。
直近13人が訪問 トーク分析アプリで月収250万円。TikTok経由85%・CVR37.5%——個人開発の「配信面から逆算した」設計
エンジニア歴15年のけい氏のトーク分析アプリ「IsTalk」は、累計60万DL・サブスク4,600件超で月収250万円、AppStoreユーティリティ1位を獲得。流入の85%がTikTokか友人紹介で、CVRは改善により24.2%→37.5%へ。スクリーンショット付きで公開された個人アプリの一級の実データ。
よくある質問
- 個人開発アプリはどれくらい稼げますか?
- 掲載事例では、フォロワー400万の個人が2日で作ったAIアプリStellaが2ヶ月で月商$35万、一人で13年運営のPhotopeaが年商$3M(経費$12,600)を公開しています。一方で「ゲーム13本で累計700円」「初収益22円」という記録も同じ基準で掲載しています。
- アプリやWebサービスは売却できますか?
- 掲載事例には、RPGゲームアプリが月間収益の約7ヶ月分にあたる175万円で成約した例から、年商$250KのReally Good Emailsが収益26倍の$6.6Mで売れた例まで、小さな成約と高倍率の両方を記録しています。
- 日本の個人開発の事例もありますか?
- あります。51件中26件が日本の事例で、Appleのアカウント凍結・売上75%減からアプリ30本の量産で月商$60,000に再起した開発者、サブスク導入2ヶ月で月1万円に到達した記念日アプリなど、規模を問わず実数が公開されたものを扱っています。